有益な価値を生む創造性は芸術、建築、製品開発、ファッション、音楽、調理、各種ビジネスモデルやサービスなど、モノづくりやコトづくり、ココロづくりによる文化・文明を形成する広範囲な領域で重要な役割を果たしています。

A : 社会環境＝環境改善、文化交流、災害支援、地域活性化など、公共性の価値を創造する領域。

B : 産業活動＝工業製品、工芸、商業店舗、流通、観光、サービス業など経済発展の価値を創造する領域。

C : 生活場面＝家庭生活の改善、趣味や娯楽など、暮らしの中の価値を創造する領域。

価値創造はかつての狭義のアートから地域振興／文化振興へと広がり、デザイン活動もUX（ユーザーエクスペリエンス）やブランドデザインによる意味的価値のデザインに広がりました。そして創造職種分野に限らず、価値創造は社会環境／産業活動／生活場面へドンドン広がりながら高度化し、進展を続けています。

価値創造にはプロレベルの発明家、芸術家、創造職もあれば、公務員、企業活動の一般職や生活者の創意工夫もあり、下図の創造性発揮エリア１〜５によって関わり方は様々です。きっと皆さんも将来の職種や活動内容に合ったエリアで創造性を発揮することになるでしょう。